旅行
風呂敷は形にとらわれないで使うことができるので、
旅行に行くときに利用すると非常に便利です。
旅行に行くときの上手な風呂敷の包み方は、洋服などを
小分けにするのに利用することができます。京都のれんのデザイン風呂敷
旅行の歴史は宗教的な巡礼や参拝が起源!
今は、国内でも海外でもあちこちに気軽に旅に出られますが
旅行の起源はお寺などの巡礼が始まりです。
国内は8世紀ごろから四国八十八か所巡礼がはじまりました。
室町時代にお伊勢参りが流行し、江戸時代に入ると、格段に交通手段や
道路整備がなされ、徳川家康は関ヶ原の戦いに勝利後、宿場町や旅籠、
旅人が休める茶店などを作っていきました。
当時の交通手段は、籠に乗ったり馬での移動でしたが
運賃が高額で、大名などしか利用していませんでした。
船での移動も行われ、瀬戸内海などは海が穏やかで
比較的安全でしたが、外海では難破する危険性もあります。
貧困な農民が気晴らしに旅行しようものなら、農民が遊ぶことを
藩が好ましく思いませんでした。
しかし、神社やお寺の参拝なら許していたので
多くの民衆はお伊勢参りへと向かいます。
めったに旅に出られない農民は、一度旅に出るとできるだけ多くの寺院を
回ろうと、奈良などのお寺を回りました。
民衆の娯楽が少なかった時代に、旅は唯一の娯楽だったのかもしれません。
いまでは海外でも自由に行き来できる時代
ビニールやメッシュ素材の袋で小分けにしてスーツケースに
しまうというやり方もありますが、風呂敷を利用すれば
デッドスペースを作ることなくバッグの中に詰め込んでいくことができます。
汚れものを包むという使い方もできますし、ホテルなどで
荷解きをするときに、そのまま小分けにしてクローゼットに
しまうこともできて便利です。
風呂敷を一枚持っていると、電車やバスなどの移動中に
エアコンが効きすぎて肌寒いと感じたら、ブランケットのように
肩から掛けたりひざ掛けとして利用することもできます。
オシャレなデザインのものも多いので、普通に身体にかけていても
違和感なく使うことができるでしょう。
薄いものですが、一枚かけるだけで温かく過ごすことができます。
素材にもよりますが、防水性のあるものもあるので、
急な雨が降った時に雨具としての使い方もできます。
急な雨が降ってきたときに頭からかぶったり荷物にかぶせておけば
濡れるのを防ぐことができるでしょう。
包み方を工夫すれば、ペットボトルを包んで楽に運ぶこともできます。
取っ手を作ることができるので手にぶら下げることもできますし、
バッグに括り付けておくという使い方もできて、邪魔になりがちな
ペットボトルと持ち運べます。
包むことで冷えたままや温かい状態を保つことにも効果的です。
そして旅行先でお土産を買ったときには、バッグとしても使えます。
風呂敷の特徴は包む物の形にとらわれないで、何でも包んで
持ち運ぶことができるということです。
お土産を買い過ぎてしまったとしてもエコバッグ代わりに使うことができ、
ビニール袋で持ち運ぶよりも手が痛くなるといったことを防げます。
風呂敷は畳んでおけばとても小さくなり邪魔にならないので、
一枚持っておくと便利です。