ふろしきと歴史

歴史

風呂敷の歴史は奈良時代までさかのぼり、正倉院宝物の中に
舞楽の衣装包みに用いられたものが残っています。

国宝であり文化遺産の正倉院とは

正倉院は、奈良県にある校倉造(あぜくらづくり)の大きな高床式倉庫です。

主に天平時代の美術工芸品を多く保存していた建物で、1997年に
国宝に認定された後、翌1998年には「古都奈良の文化財」の一部として
ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されています。

正倉院は元々東大寺の正倉(倉庫)でしたが、残された宝物が
重要視されたため、1875年からは内務省の管理下に置かれました。

この正倉院の宝物の中には日本の品だけでなく、中国やペルシャなどから
輸入されたものも多くあり、絵画・書跡・刀剣・金工・陶器・ガラス細工・
漆工・木工・楽器・仮面などの様々な古代の美術工芸品が多数揃っていて、
さらには奈良時代の日本を検証するために、重要な史料となる正倉院文書や
東大寺大仏開眼法要に関わる歴史的に貴重な品も残されています。

また、古代に使用されていた薬品なども保存されているため、
アジアを代表する文化財の宝物庫といえるでしょう。

絵画に見られる古くからの風呂敷の役割

平安時代には庶民が衣類を包んで頭の上に載せて
運んでいる様子が描かれています。

その名のとおり風呂に敷く布として使われたのは
室町時代からで、当時の風呂は蒸し風呂のような形で
あったため、ムシロや布が床に敷かれていました。

その布の上で大名たちが歴史が古い
着替えをしたのが始まりと
されています。

江戸時代になると風呂の形が
現在と同じようになり、
衣類を包む用途と風呂に敷く
用途が融合します。

庶民たちは服を布に包んで持っていき、
風呂に布を敷いて着替えを行いました。


その頃から布を風呂敷と呼ぶようになったのが
現代に伝わるルーツです。

凝ったデザイン風呂敷は日本の文化に根付いており、慶弔問わず
様々な場面で用いられてきました。

また、どんな形の物でも包むことができる入れ物として
海外での人気も高いです。

値段も高価なものから安価なものまでありますが、
通販サイトでは買いやすい価格で
非常に凝ったデザインのものが販売されています。

風呂敷は百貨店などでしか買えないので、
店舗に買いに行くよりも通販を利用する方が
デザインの選択肢が多く、おすすめです。




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